暮らしが変わる、アジアが変わる コリアの人々と「スロー」な船旅へ

「平和で持続可能なアジアの未来」をめざして、ピースボートと韓国のNPO『環境財団』が共同でコーディネートする船旅。2005年8月以来、日本と韓国からそれぞれほぼ同数の参加者がひとつの船で東アジア各地をめぐる平和と環境のため のクルーズを3回にわたり行ってきました。アジアの歴史認識、環境問題、文化や社会をコリアの人たちと一緒に考えて体験する、新しい“国際交流”の船旅です。
環境財団は、環境を守る市民グループや環境活動家を財政的に支援する韓国のNPOです。
市民・企業・政府と連携して、自然環境を生かすためにさまざまな活動を幅広く提案し、環境問題を扱ったキャンペーンや、環境専門家を育てる事業にも力を入れています。
国際的活動も活発で、2004年より「ソウル環境映画祭」を開催。環境をテーマに市民交流の場を提供しています。

環境財団ロゴマーク
[使用客船:ふじ丸/日本船籍(総トン数23,235トン)]

今クルーズで使用するのは、日本船籍の大型客船「ふじ丸」。一番の特徴は、ゆとりのあるパブリックスペース。
設備の整ったメインホールや、ラウンジ、シアター、プールデッキなどが非常に充実しています。
畳敷きの和室や大浴場など、くつろぎ空間も充分。
客室はすべて海を見わたすことができる窓つき。8日間の船旅をたっぷりとお楽しみください。
今こそ、「いやし」「愛する」時
姜尚中(カン・サンジュン) 東京大学教授
新たな夢を見つけるための大きな一歩に
金芝河(キム・ジハ) 詩人
朝鮮半島が事実上の植民地となって100年。そして解放から60年以上がたち、日韓条約から40年を迎えた。まさしく今には「時がある」ことになる。  「殺すに時があり」「憎むに時がある」とすれば、私たちは今こそ、「いやすに時がある」「愛するに時がある」ことを告げなければならない。このクルーズは、それを告げる船出になるはずだ。 20世紀、人類は、楽観的な未来の夢を持っていた。しかし、2回の世界大戦、地域紛争、貧富格差、環境破壊など、さまざまな問題を抱えている。21世紀の今、私たちは、もっと高い理想と連帯をもち、新しい生命共同体を夢見ている。
今回の航海は、韓国、日本の市民たちが新たな夢を見つけるための大きな一歩であると信じたい。
実体験を通じて「心理的ひきこもり」からの脱却を
香山リカ 精神科医
  「もう一つの道」を歩む旅へ
辻信一(keibo oiwa) 文化人類学者
情報に囲まれた生活の中で、私たちはふと、自分も東アジアの人間であることを忘れてしまいそうになる。そして、「北朝鮮」との関係も憲法9条の問題も日本の“国内問題”として処理すればすむような錯覚に陥ってしまうのだ。
この船旅でインターネットなどでは実感できない「遠さ」と「近さ」をしっかりからだに刻んで、今の日本人全体が陥っている“心理的ひきこもり”から脱却し、日本の問題をアジアの問題としてとらえる視野と心の広さをぜひ獲得してほしい。
人類の破局が近づいているように見える今、なぜ皆さんが希望に満ちて船に乗りこもうとしているのか、ぼくにはわかる。だって今ほど、「一番大切なことは何か」という問いと、その問いへの答えをぼくたちがしっかりと手にするのは、かつてなかったことだから。これまで一本しかないと思われていた道に別れを告げて、「もうひとつの道」を、共に歩みましょう。
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