アンコールワット(カンボジア)
世界遺産の中でも究極の文化遺産とたたえられるアンコール遺跡群で、最も有名なのがここ、アンコールワット。クメール朝の最盛期となった、12世紀頃に30年あまりの年月をかけて作られた大寺院郡はヒンドゥーの神・ヴィシュヌ神に捧げられた寺院だと言われている。15世紀、シャム軍の侵攻によって長い眠りについた遺跡群が再び「発見」されたのは今から約150年前。密林に佇む遺跡群から、クメールの人々の宇宙観を感じてみたい。
ガラパゴス諸島(エクアドル)
かのダーウィンが「進化論」を起草したと言われるガラパゴス諸島。南米大陸から西へ約1000kmに位置する絶海の孤島には、他に類を見ない独自の進化を遂げた動物たちが暮らしている。ガラパゴスの面白いところは、こうした動物たちの生体を間近に見られること。人間を恐れない動物たちと出会い、ガラパゴス固有の自然を体感するエコツアーは、地球上でここだけの体験だ。
アテネのアクロポリス(ギリシア)
アテネの街を見下ろすように建つ、アクロポリス。その中心、パルテノン神殿は、その建築様式や精巧な彫刻などから「ギリシア文明の最高傑作」と称される。中央に向かってわずかに盛り上がる床面、縦に溝を掘り陰影を作り内側に傾けて建てられた円柱――全てを曲線によって構成し、外から見た「美」を徹底的に追及した作りとなっている。
ティカル国立公園(グアテマラ)
グアテマラ北部ペテン低地の密林に眠る、マヤ文明最大の遺跡・ティカル。海抜250mの台地に、60平方キロにわたって大小の遺跡が点在するというその規模から、かつては5万人以上を擁する大都市だったと言われている。他のマヤの都市と同様に、10世紀に突然「捨てられた」謎の都市遺跡は、生い茂る樹海を突き抜けてそびえ立つ、その神秘的な姿を今なお残している。
ピラミッド(エジプト)
太陽神を信仰するエジプトでは「太陽の沈む方角に死者が旅立つ」と言われ、代々の王が築いたピラミッド郡は全てナイル川の西側に作られている。その数、約80基。今から約4500年前に始まったピラミッド信仰は、エジプト最大の規模を誇るクフ王のピラミッドの完成と共に頂点を迎えた。その高さ、実に146m。230万個もの石を水平に積み上げた壮麗な様相からは、太陽神・ファラオの栄華を感じることができるだろう。
ペトラ遺跡(ヨルダン)
ヨルダン南部、切り立った断崖に刻まれたペトラ遺跡。紀元前6世紀に、この地に移り住んだナバテア人が築いた王国の首都・ペトラの現在の姿だ。ペトラの入り口にはナバテア様式の神殿が築かれ、奥にはローマ様式の円形劇場や列柱通り、ビザンチン様式の司教座などが見られる。これは、この地を支配した人々の歴史を表すものでもある。激動の歴史によって育まれた壮麗な遺跡群から、この地を築いた人々の営みに想いを馳せてみたい。
ラパ・ヌイ国立公園
(イースター島)
周囲数千キロにわたり島影をみない“絶海の孤島”イースター島。この土地でモアイ建設が行われたのは13〜16世紀頃だと言われているが、当時の文字や言語が失われたいま、モアイ建設の多くは謎に包まれたままとなっている。イースター島のような「辺境の地」に、モアイを築いた人々はどこから来て、何を目的としていたのか――太平洋の島々を船でゆく体験は、かつての人々の歴史を紐解くことにもつながるだろう。
マチュピチュの歴史保護区(ペルー)
標高2280mの高地に突如として現れる石造りの街・マチュピチュ。周囲を断崖絶壁に囲まれ、下からは決して見上げることのできない「空中都市」だ。かつて、南米最大の大帝国を築いたインカの人々が、スペインの侵略によって、首都クスコから山中に移り住み築いた街だと言われている。人々が太陽を目指し築いたと言われる都市遺跡からは、当時の高い建築技術を垣間見ることができる。
ギョメレ国立公園とカッパドキアの岩窟群(トルコ)
数千万年におよぶ、地球の営みによって作り出された奇岩。紀元前に人々は、その岩をくり抜いて住居を造り、教会を造り、巨大な地下都市をも作り上げた――。こうして生まれたのが複合遺産・カッパドキアの岩窟群だ。山間に並ぶ数々の奇岩の姿もさることながら、圧巻は岩をくり抜いて造られた教会に刻まれた、数々のフレスコ画だろう。外見からは想像もできないような、見事なアーチや、壁面に描かれたキリストの物語には、人類の営みの深さを感じずにはいられない。
その他立ち寄ることができる遺産
ブリッゲン地区
(ノルウェイ)
ノルウェー第二の都市ベルゲン。ドイツのハンザ商人たちが築いたブリッゲン地区には美しい三角屋根が並ぶ。
ヒエラポリス−パムッカレ (トルコ)
全長4km、高さ200mに渡る巨大な石灰棚。長い長い歳月をかけて生まれた、一面の「白い景観」に身を委ねてみたい。
自由の女神像(米国)
米国独立100年を祝い、フランスから海を渡りやってきた自由の女神像。像は二国の友情の証と言われている。
カナディアンロッキー国立公園(カナダ)
北米大陸を南北に縦断するロッキー山脈。氷河を抱く山々と青く輝く湖、その自然美に身を委ねてみたい。
ローマ歴史地区(イタリア/バチカン市国)
古代ローマ時代から2千年を経てなお世界の人々を惹きつける街・ローマ。遙かな過去と隣り合わせの「時間の迷路」を楽しみたい。
クスコ市街(ペルー)
スペインの侵略に遭いながらも、インカの歴史を技術を伝えるクスコ市街。精巧な石組みからは当時の高い建築技術が伺える。
リマ歴史地区(ペルー)
インカを滅ぼしたスペイン人たちによって築かれたリマは、南米にスペインの文化が移植されたその歴史を、今に伝えている。
ナスカの地上絵
(ペルー)
ナスカ市の手前25kmに位置する平原に刻まれた100以上の図柄が有名な地上絵。その目的や図柄の解釈などは今なお謎のままとなっている。
ウルル/エアーズロック (オーストラリア)
古くからこの地に暮らす先住民族が聖地として崇めた1枚岩が「ウルル」。陽光に輝くウルルの姿は忘れられない体験となるだろう。
ヴァレッタ市街(マルタ)
16世紀にヨハネ騎士団によって築かれた中世の街。美しい街並みは、映画のワンシーンに迷い込んだかのような感動を与えてくれる。
カナイマ国立公園
(ベネズエラ)
「地球最後の秘境」と称されるギアナ高地。100以上のテーブルマウンテンがそびえる神秘的な様相には誰もが圧倒される。
バルセロナのグエイ邸とカサ・ミラ(スペイン)
奇才ガウディが建設した地下1階、地上6階の集合住宅、カサ・ミラ。細かなタイルが生み出す美しい曲線は、ガウディの真骨頂だ。
フィレンツェ歴史地区
(イタリア)
街そのものが「天井のない美術館」と言われるフィレンツェ歴史地区。その美しい街並からはルネサンスの息吹を感じることができる。
アーグラ城塞(インド)
16世紀、ムガル帝国3代皇帝アクバルが建設した城塞。赤砂岩で作られた壮麗な城塞は、かつてのムガル朝の繁栄をいまに伝えている。
カルタヘナの要塞と
建造物群(コロンビア)
作家ガルシア・マルケスが「世界で一番美しい」と讃えた街並み。ラテンアメリカ唯一の城壁の街で南米の歴史を訪ねてみたい。
アンティグア・グアテマラ(グアテマラ)
標高1500mの高地に佇む街アンティグア。18世紀の大地震以来、時が止まったかのような独特の雰囲気を今なお残している。
タージ・マハル(インド)
16世紀、ムガル帝国皇帝が若くして亡くなった妃のために建てた「世界最大の愛のモニュメント」。白大理石で左右対称に作られた美しい廟は見る者を圧倒する。